草津温泉で「せっかくなら歴史のある老舗に泊まりたい」と考えたとき、候補に挙がりやすいのが大正創業の「草津ホテル1913」と、江戸末期から続く「ての字屋」です。どちらも草津を代表する老舗ですが、まとう空気はかなり違います。
先に結論をお伝えすると、木のぬくもりとクラシックな情緒に包まれたいなら草津ホテル1913、少人数で懐石と唯一無二の岩風呂を静かに味わいたいならての字屋が向いています。大人の記念旅行やカップルの節目の旅で、どちらも間違いのない一軒です。理由を順番に見ていきましょう。
ひと目でわかる比較表
| 比較軸 | 草津ホテル1913 | ての字屋 |
|---|---|---|
| 創業 | 大正2年(1913年)創業のクラシックホテル | 江戸末期創業の老舗旅館 |
| 規模 | 中規模・館全体に大正ロマンの趣 | 全12室の小規模で目が届く |
| 風呂 | 木の湯船が印象的な源泉かけ流し | 草津唯一といわれる天然岩風呂 |
| 食事 | 季節の会席 | 京風の懐石を一品ずつ |
| 雰囲気 | クラシック・和洋の情緒 | 純和風・静けさと格式 |
| 向く人 | 建物の趣ごと楽しみたい大人 | 少人数で贅沢な時間を過ごしたい人 |
料金や源泉、提供内容は時期やプランで変わります。予約前にかならず公式・予約サイトで最新の情報を確認してください。
草津ホテル1913は、大正ロマンの情緒ごと楽しみたい人に向いている
草津ホテル1913は、その名のとおり大正2年に創業した草津でも指折りの歴史を持つ宿です。長い年月を重ねた木のぬくもりと、和と洋が溶け合ったクラシックな空気が館全体に流れていて、館内を歩くだけでも旅の気分が高まります。
魅力は、建物や湯船といった「宿そのものの趣」を五感で味わえるところです。木のぬくもりに包まれた浴室で源泉のお湯にゆっくり浸かる時間は、新しいホテルにはない落ち着きがあります。記念日や節目の旅で、非日常の情緒を大切にしたいカップルによく合います。
向いているのは、歴史ある建物の雰囲気ごと旅を楽しみたい人、クラシックで落ち着いた空間が好きな人、写真に残したくなる情緒を求める人です。反対に、最新設備のスタイリッシュな部屋を最優先したい人には、少し方向性が違うかもしれません。
ての字屋は、少人数で懐石と岩風呂を静かに味わいたい人に向いている
ての字屋は江戸末期の創業で、全12室という小ささが何よりの贅沢です。人の少ない静かな環境で、宿の方の目が行き届いたもてなしを受けられます。大人数の団体とすれ違うことがないので、2人だけの時間にどっぷり浸かりたいカップルにぴったりです。
見どころは、草津で唯一といわれる天然岩風呂と、一品ずつ運ばれる京風の懐石です。岩からとろりと湧き出す源泉に身を沈め、熱い料理を熱いうちにいただく体験は、価格以上の満足につながります。派手さより、静けさと格式に価値を感じる人に響く一軒です。
向いているのは、静かな環境で過ごしたい人、料理と湯の質にこだわりたい人、記念日を落ち着いて特別に演出したい人です。一方で、館内施設の多さや賑わいを楽しみたい人には、次に触れるような大型の宿のほうが合う場合もあります。
タイプ別、2人にはどっちが合う?
建物や湯船の趣ごと旅を味わいたいカップル、クラシックな情緒が好きな大人には草津ホテル1913がおすすめです。少人数の静けさの中で懐石と岩風呂をじっくり楽しみたい2人、記念日を格式高く過ごしたい人にはての字屋が向いています。
どちらも草津の歴史を体現する老舗なので、最後は「クラシックホテルの情緒」を取るか、「小規模旅館の贅」を取るかが決め手になります。気になったほうから空室を見ておくと、旅の日程が組みやすくなります。
予約する前に確認しておきたいこと
同じ老舗でも、この2軒は過ごし方が大きく違います。予約前には、記念日プランや部屋食の有無、貸切で入れる時間帯があるか、館内の段差やエレベーターの有無(歴史ある建物は造りが独特なことがあります)、チェックインからチェックアウトまでに湯畑散策へ出られる時間があるか、といった点を見ておくと、当日のイメージがぐっと具体的になります。料金や特典、キャンセルの条件もあわせて確認しておくと安心です。
草津の人気宿は、週末や連休の良い部屋から早く埋まっていきます。少しでも気になったら、下のボタンから今の空室と料金だけでも先に押さえておくのがおすすめです。